保険の保障額の検討や、教育資金の積み立てにおいて、どういう進路を想定するかということが必要となってきます。しかし、これほど想定するのが難しいものはありません。オール公立のつもりで教育資金を考えても、子供が私学への進学を希望するかもしれません。もちろん、逆もありえます。
そうなってくると、想定というより、どうしたいかという親の夢、希望が強く出ることになります。しかし、これは考えものです。親の仕事は、子供の進路のレールを引くことではないと考えています。引かれたレールを走る人生は面白くない上に、自分で道を切り開く力を弱めてしまうことになるからです。むしろ、切り開くチャンスを与え、切り開き方を教えることが親の仕事でしょう。
自分が野球で成功した、あるいは野球で挫折したからと、「子供を野球選手にするんだ!」と思うのは自由ですし、子供の頃から野球で遊んで野球好きにするのもいいでしょう。そして、野球選手を目指せば何の問題もありません。しかし、いやがったなら、それを強いたところで、効果はありません。いやいやすることに大きな飛躍はありえないからです。
これは勉強もあてはまると思います。最低限の勉強は強いる必要があるでしょうが、それ以上は「勉強しなきゃ」と思わせるよう、将来の夢を語り合うのが親の努めでしょう。